
はじめに
2026年1月26日、AWS Certified AI Practitioner(AIF-C01)に828点で合格しました。学習期間はわずか1週間、費用は約4,000円です(試験費用除く)。
この記事では、AWS完全初心者が3ヶ月で3資格(CLF→SAA→AIF)を取得した経験から、特にAIF試験に焦点を当てて、実践的な学習法とおすすめリソースを具体的に解説します。
筆者のバックグラウンド
- 所属:IT企業 | 技術コンサルタント
- 経歴:複数の技術書を執筆(Android/Swift開発など)
- 現在の業務:Observabilityツール関係のお仕事。
- AWS経験:2025年10月まで仕事でAWS未経験(ちなみに今も未経験です)。
技術書の執筆経験はありますが、AWSに関しては完全な初心者からのスタートでした。
AWS学習の経歴:3ヶ月で3資格
取得した資格と日程
| 資格 | 正式名称 | 取得日 |
|---|---|---|
| CLF | AWS Certified Cloud Practitioner | 2025年10月26日 |
| SAA | AWS Certified Solutions Architect – Associate | 2025年12月15日 |
| AIF | AWS Certified AI Practitioner | 2026年1月26日 |
CLF学習:Udemy 14日間講座で基礎固め
AWS未経験の状態から、まずはUdemyの「14日間でAWSを学ぶ」系の講座を受講しました。
学習のポイント:
- 実際に手を動かしながらEC2/VPC/RDSを構築
- 短期集中で濃密に学習
- 会社のUdemy Businessで無料受講
この時点で、AWSの基本的なサービスとアーキテクチャの考え方を理解できました。
SAA学習:社内勉強会で実践力を強化
社員さん主催のAWS資格勉強会に参加し、昼休みに数名でひたすら問題演習を行いました。
この勉強会の効果:
- わからないなりに自分の意見を述べることで記憶に定着
- 他の人の解き方から学ぶ刺激的な場
- 短期間で合格レベルに到達
このCLFとSAAの経験が、AIF学習の土台となりました。
AWS AIF試験の概要と難易度
試験の基本情報
- 試験時間:90分
- 問題数:65問(選択問題・複数選択問題)
- 合格ライン:700点/1000点
- 受験料:約15,000円(2026年1月時点)
- 出題範囲:
- AI/MLの基本概念
- AWS AIサービス(SageMaker、Comprehend、Rekognitionなど)
- 責任あるAI
- データエンジニアリング
難易度の実感
CLF知識が活きる部分:
- Amazon Polly(テキスト→音声)
- Amazon Comprehend(テキスト分析)
- Amazon Transcribe(音声→テキスト)
- Amazon Translate(機械翻訳)
- Amazon Lex(チャットボット)
- Amazon Textract(ドキュメント抽出)
これらはCLFで覚えたサービスがそのまま出題されます。CLFを取得済みなら、AIF対策は大幅に楽になります。
AI基礎知識も必要:
機械学習の基本概念、モデル評価指標(精度、再現率、F1スコア)、データエンジニアリング(データクレンジング、特徴量エンジニアリング)なども理解が求められます。
私の学習期間と正解率:
- 学習期間:約1週間
- 問題集の正解率:76%
- 本試験モード:900点(5問ミス)
- 試験結果:828点で合格
私が実践した3ステップ学習法
AIF合格のために実践した学習法は、以下の3ステップです。
ステップ①:CloudLicenseで問題演習
CloudLicense(https://cloud-license.com/)は、AWS認定試験に特化したWEB問題集サービスです。
CloudLicenseの特徴
- 豊富な問題数:500〜1000問/資格
- 2つの学習モード:
- 学習モード(1問1答):基礎固め
- 本試験モード(65問):実力チェック
- 質の高い解説:各問題に詳細な解説付き
料金プラン
- ベーシックプラン:4,080円(90日間)
- CLF、SAA、SOA、DVA、DEA、MLA、AIFの7資格に対応
- プロフェッショナルプラン:4,080円(90日間)
- 全18資格に対応
AIFを受験するならベーシックプランで十分です。
私の使い方
CLF、SAA、AIFすべてこのCloudLicenseで乗り切りました。
学習の流れ:
- 学習モードでひたすら問題を解く
- 間違えた問題は次のステップへ
- 全問題を一通り解いた後、本試験モードで実力確認
ひたすら問題を解きまくることで、知らない用語・概念に大量に出会うのがポイントです。
ステップ②:ChatGPTで解説を得る
CloudLicenseで間違えた問題は、ChatGPTに解説してもらいました。
具体的な手順
- 問題と回答をChatGPTに渡す
以下の問題を間違えました。詳しく解説してください。
[問題文]
[選択肢]
[正解]
- 詳細な解説を得る
- なぜその答えが正解なのか
- 他の選択肢がなぜ間違いなのか
- 関連する概念や用語
- 暗記ポイントをまとめてもらう
この問題から覚えるべきポイントを簡潔にまとめてください。
Ankiカードに追加する形式でお願いします。
ChatGPT活用のメリット
- CloudLicenseの解説で不十分な部分を補完
- 自分のレベルに合わせた説明が得られる
- 関連知識も含めて理解が深まる
- 次のステップ(Anki)への準備ができる
ステップ③:Ankiで暗記
Ankiは、間隔反復学習(Spaced Repetition)を実現する暗記カードアプリです。
Ankiの特徴
- 忘れかけたタイミングで再度出題される仕組み
- スマホアプリで通勤時間などスキマ時間に学習
- 無料(iOS版のみ有料:3,000円)
私の使い方
- ChatGPTでまとめた暗記ポイントをAnkiカードに追加
- 毎日、通勤時間や昼休みに復習
- 「わかる」「わからない」を選択するだけ
カード作成例
表面:
Amazon Comprehendの主な機能は?
裏面:
- 感情分析(ポジティブ/ネガティブ判定)
- エンティティ認識(人名、地名、組織名など)
- キーフレーズ抽出
- 言語検出
- トピックモデリング
学習ルーチンのまとめ
問題を解く(CloudLicense)
↓
間違える
↓
ChatGPTで解説
↓
Ankiに追加
↓
毎日復習
↓
記憶に定着
このサイクルを1週間繰り返しました。
おすすめ学習リソース
必須レベル(推奨度:★★★)
CloudLicense
- URL:https://cloud-license.com/
- 料金:4,080円(90日間、ベーシックプラン)
- 推奨理由:問題演習に最適。AIF対策の中心となるリソース
基礎学習に有用(推奨度:★★)
Udemy Business
- 料金:会社契約なら無料
- 推奨理由:AI/MLの基礎から学べる講座が豊富
- おすすめコース:
- 「AWS機械学習入門」系の講座
- 「AI/ML基礎」系の講座
AWS Skill Builder
- URL:https://skillbuilder.aws/
- 料金:無料 有料コンテンツもあり
- 推奨理由:AWS公式の学習プラットフォーム。600以上の無料コース
AWS公式練習問題セット
- 料金:無料
- 問題数:20問
- 推奨理由:試験形式の確認に有効
深く学びたい人向け(推奨度:★、例外ケース)
「大規模言語モデル入門」シリーズ
- 著者:山崎 徹、他
- 出版社:技術評論社
- 推奨理由:
- 手を動かしながらTransformerの基礎から学べる
- Google Colab(無料GPU/TPU環境)で実践的に学習
- トークナイゼーション、BERT、GPT、ファインチューニングなど網羅
⚠️ 注意点:
- AIF試験合格には過剰投資
- 私自身は読んで合格したが、最短ルートではない
- まずはCloudLicense + ChatGPT + Ankiで覚えるのが近道
本格的にAI/MLエンジニアを目指す方、理論から深く理解したい方にはおすすめです。
受験結果と所感
スコア
- 本試験結果:828点(合格ライン:700点)
- 受験日:2026年1月26日
- 結果通知:当日夜9時台にメール
試験を受けてみての感想
良かった点
- CLF知識が活きた
CLFで覚えたAIサービスが出題されました。CLF→AIFの順番で受験したことは正解でした。 - CloudLicenseの問題が役立った
本試験でも類似の問題が多く、CloudLicenseで演習した内容がそのまま活きました。 - 1週間の学習で合格できた
CLF・SAAの土台があったため、短期集中で合格レベルに到達できました。
難しかった点
- AI用語の理解
精度(Precision)、再現率(Recall)、F1スコアなどの評価指標は、概念をしっかり理解しておく必要があります。 - AWSサービスの使い分け
似たようなサービス(SageMaker、Comprehend、Rekognitionなど)の違いを明確に理解しておく必要があります。
学習時間の内訳
- CloudLicense問題演習+
- ChatGPTで解説確認:約30時間
- Anki復習:毎日30分×7日=約3.5時間
- 合計:約35.5時間程度
まとめ:AIF合格への最短ルート
AIF合格のポイント
- CLF知識があれば有利
AI関連サービス(Polly、Comprehend、Transcribeなど)の知識が活きます。 - 問題集 + ChatGPT + Anki の3ステップ
この学習法で効率的に合格レベルに到達できます。 - 学習期間:約1週間
CLF・SAAの土台があれば、短期集中で合格可能です。 - 深く学びたい人は「大規模言語モデル入門」
試験合格だけでなく、理論から理解したい人向け。
最後に
AWS資格は短期集中で取得できます。特にAIFは、CLF知識があれば1週間程度の学習で合格可能です。
この記事が、AWS AIF受験を検討されている方の参考になれば幸いです。
オンライン受験

ちなみに、今回はテストセンターではなくオンライン受験を選択しました。模擬試験で850点以上を取得でき、合格の確信があったため、翌日すぐに受験したいと考えたからです。
ちょうど翌日朝7時からの枠が空いていたので予約しました。仕事前に試験を済ませる算段です。試験時間は最長90分ですが、8時30分から顧客とのミーティングが控えていたため、急いで解答しました。7時45分頃に終了し、無事ミーティングに間に合いました。
静かな環境が確保できるなら、オンライン受験はおすすめです。思い立ったらすぐ受験でき、テストセンターへの移動時間も節約できます。

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