ラズパイは小さなパソコンです。パソコンですから、WindowsやMacと同じく、シャットダウンを選択してから、電源ケーブルを抜かないとたまにmicroSDのデータが壊れて起動しなくなることがあります。
バイクにRaspberry piを搭載する時に問題になるがシャットダウン方法です。
バッテリーから直接取ってもいいのですが、ラズパイの電源を切り忘れると、そのままずっとバイクのバッテリーを使い続けてしまいます。
とはいえ、ACC電源から電源を取ると、わざわざシャットダウンを選択してから電源ケーブルを抜かなければなりません。不便です。シャットダウン忘れてエンジンキーOFFにしたら、Raspberry piの電源がブチッと切れちゃいます。いきなりキーをOFFにすると、そのうちラズパイが起動しなくなるかもしません。
ということで、簡単にシャットダウンさせたいので、ボタン押下でシャットダウン開始、もう一回押したら起動、という電源ボタンを作りたいと思います。
使用したのはこのボタンです。
LED付押しボタンスイッチ(青): パーツ一般 秋月電子通商-電子部品・ネット通販
330Ωの抵抗を挟んでLEDの明るさを調整しています。
はんだ付けと配線が完成したら、ラズパイに接続して設定を変更します。
pi@raspberrypi:~ $ sudo vi /boot/config.txt
を開いて以下の設定を行います。
dtoverlay=gpio-shutdown,gpio_pin=3 dtparam=act_led_gpio=26 dtparam=act_led_trigger=timer
電源ボタンは点滅させてラズパイが生きているかどうか確認します。デフォルトだとアクセス時にランプが付くのですが、アクセスしていない時に電源ONなのかOFFなのかわからないので、常時点滅するように設定しました。
これで再起動すると反映されます。
ラズパイ起動中は常にLEDが点滅します。ボタンを押すと、シャットダウンされます。もう一度押すとラズパイの電源が入ります。
今日はここまでです。
明日の記事へ続きます。