雑誌付録のスピーカーとトゥイーターでハイレゾ対応スピーカーを自作してみました。
今回使用したのは以下のアイテム。
《スピーカー部品》
- 8cmフルレンジスピーカー
- スーパートゥイーター
- MDF板
- 水道用塩ビパイプ
- 吸音材
- スピーカーターミナル
《工具》
- 電動工具
- 自由錐(サークルカッター)
- 紙ヤスリ
- ハンダごて
- ハンダ
- マスキングテープ
- 木工用ボンド
雑誌はこの2誌です。
インターネット上で公開されているソフトウェアを利用してエンクロージャーを設計します。フルレンジスピーカーのパラメータを入力するすると、バスレフポートの長さなどを計算してくれます。
今回バスレフポートは背面に配置します。
スピーカーエンクロージャーには高い加工生を持ち耐久性が高く木材特有のそりも少ないMDF材を使用します。MDFはホームセンターなどで入手可能で値段も手頃です。ホームセンターでは購入した木材を有料でカットしてくれるサービスがありますのでこれを利用します。
MDF材の厚みが分からなかったので、ホームセンターに行って確認すると15mmでした。その場で図面を書いて、カットをお願いしました。
ホームセンターの店員のおじさんがカットしてくれたのですが、なんとサイズを間違えてカットされてました!幸いカットした板が指図より大きかったため、カットし直してもらい事なきを得ました。また、カット代はタダにしてくれました、ラッキー。
全面パネルにスピーカーとトゥイーター用の穴を開けます。背面パネルにはバスレフポートとスピーカーターミナルの穴を開けます。MDF板への穴あけは自由錐(サークルカッター)という工具をつかいます。これを電動ドリルに取り付け、ゆっくりと穴を開けていきます。ポイントは、半分ぐらい穴を開けたら、板を裏返し、裏側からまた半分ぐらい穴を開けて貫通させるようにします。
あまりにもピッタリのサイズで穴を作成してしまったので、スピーカーの端子部分が通るように、切り欠きをつけておきます。
共鳴管には水道管に使う塩ビパイプを切って使います。
木工用ボンドで接着します。たっぷりボンドをつけて接着しますが、このときはみ出したボンドがMDF材に付着すると、そこだけテカって格好悪い仕上がりになるので、事前にマスキングテープを貼っておきます。特に塗装仕上げする場合にはボンドの付着した場所だけ色が乗らなくなってしまうので、ボンドが付着しないように注意します。
スピーカーとトゥイーターにケーブルをハンダ付けします。ケーブルには屋内配線用のVVFケーブルを使ってみました。容量は十分ですがスピーカー内部の取り回しが難しいのが難点です。スピーカーケーブルの方が楽だったかもしれません。
ハンダはたっぷりと使います。
スピーカーの穴から吸音材を入れていきます。一枚の吸音材を半分に切った2枚を入れました。
スピーカーとトゥイーターをネジ止めしてケーブルをターミナル用の穴から出し、ターミナルにハンダ付けします。ハンダが切れていたのでホームセンターで購入。せっかくなので音響用ハンダを購入しました。
最後にターミナルをネジ止めして完成です!
早速アンプにつないでみます。音の方はというと、低音は少なめのスピーカーになりました。8cmスピーカーなのでこんなものかなという程度です。高音・中音は良く出るスピーカーになりました。まだキンキンしますがエージングがすすめばおちついてくるでしょう。高音・中音は所有しているTEAC S-300NEOよりも好みの音になりました。クラシックやジャズに向いているかもしれません。